花粉症 2

皆さんおはようございます。
目に痒みを覚えだした「しんどう整骨鍼灸院」の神藤です。

先日、花粉症について少し書かせて頂きましたが、
今日はもう少し花粉症について書かせていただきます。

花粉症は何故起こるのか?
その理由は幾つかの要素が関わっていると考えられています。
①花粉の量の問題
②大気の汚染的問題
③免疫の問題
の三つが絡み合って起こっているようです。

①は、とにかく昔に比べ杉や檜その物が多くなったことや、飛散した花粉が土中に染み込んだりせず空気中に浮遊している量が激増しているということ。
加えて数年後には中国からジェット気流に乗って大量に飛んで来るとも言われています。(砂漠化を止めるために杉の植林がされているんだとか… (−_−;)

②は、昔より大気の状態が悪化?して花粉が化学変化などを起こしてしまうなどなど。
最近ではPM2.5や中国の大気汚染物質の影響も懸念されています。

そして
③の免疫の問題。
これは免疫の暴走とバランスの崩れといった感じのようです。

本来なら花粉なんて体の害になるものではないはずなので、それを体に害を及ぼすものとしてとらえることは、確かに免疫の暴走と言えるでしょう。(しかしPM2.5などの汚染物質が吸着した花粉の場合はあながち暴走でもないかもしれませんが…)
免疫の暴走がなぜ起こってしまうのかハッキリしたことは解明され切っていないようですが、最近ではアルファギャルセルなる化学物質を花粉と一緒に投与することで、抗原となる花粉を敵ではないと認識する(教育)出来るという話も出てきています。

アルファギャルセルはともかく、もっと身近で免疫の問題を解決する手段として、
A)腸内環境の改善
B)腸内細菌の調整
C)免疫のバランスを適正にする
的なことが大事になってきます。

A)腸内環境の改善では、直接免疫に関わる細胞は腸に多く存在するため、腸の粘膜が正常で、腸の動きがしっかりとしていることが、免疫が活発かつ正しく働けることにつながると思われます。
よって冷え性対策的なことは有益でで、血液循環を良くするために骨盤を調整したり、体全体の緊張を解きほぐしたり、直接的に体を温めるお灸を使ったりする方法が考えられます。

昨今では糖質過多であったり食物繊維の不足などで腸の粘膜に異常をきたしていたりして、免疫がうまく働かないということも考えらえます。
したがって、食事ということも花粉症改善には大事な要素となってくるでしょう。

B)腸内細菌の調整では、善玉菌といわれている例えば乳酸菌などを補給してあげることがアレルギー全般•花粉症にとって有益であると言われ続けています。
ただし、乳酸菌にも種類が色々あるためどの乳酸菌を摂取したっら良いのか…という問題や、摂取した乳酸菌がきちんと腸まで届いているかという問題は残ります。
乳酸菌の補給では、何種類ものヨーグルトを試して自分にあったものを探し、一日にかなり大量に摂取ことが必要と話される先生もおられます。
また、ヨーグルト以外にも漬物などの発酵食品も有効という話もあり、数種類の食品からとってみることも大事なようです。

C)免疫のバランスを適正にする では、「細胞性免疫」と「液性免疫」のバランスの崩れが花粉症や様々なアレルギーを引き起こしていると考えられており、「液性免疫」に傾いたバランスを戻してあげる必要があるそうですが、今のところその方法は確立はされていないようです。
ただ、大人になってからの確立された方法はありませんが、1歳までのあいだにエンドトキシンという物質にしっかりと出会っていることで、、「細胞性免疫」がきちんと働くようになり「液性免疫」へ傾く可能性を抑え、結果として花粉症などの発症する率が非常に少なくなるというデータがあるとNHKの番組では伝えています。

実はこのエンドトキシンという物質は家畜の糞が分解された時に放出される事が多いらしく、小さな子供が将来花粉症を発症する可能性を低くする一つの方法といったところのようです。

以上のような事が絡み合って起こっている花粉症ですが、当院では腸内環境の改善•免疫のバランス改善の手助けとなるような調整を中心に様々な対応を考えております。
お気軽にご来院•ご相談下さい。

本日も最後までお読みいただき有難うございました。

しんどう整骨鍼灸院/整体院疲労回復協会認定院です!!